66. 寄居に行ってきました

shibucho2006-10-24

寄居に「京亭」というすごい料亭があり、鮎料理の美味しいことで有名だとSさんが聞きこんできて、では一度行きましょうと話がまとまっていました。ところが、京亭の予約状況と私たちの都合となかなか合わず、やっと10月にはいって実現しました。

折角寄居に行くならとSさんが調べてくださり「日本100名城鉢形城跡を散策してからお食事ということに決定。先ず、鉢形城歴史館に探し探したどりつきました。ここは国指定史跡鉢形城の歴史を中心に紹介している施設です。立派な建物が建っているのですが、訪問者は我々5人だけ。ガランとした駐車場にはTさんの車が一台。立派な展示を見て歩くとこの場所の戦略的な価値もわかって来、戦国時代に思いを馳せました。皆でこんな立派な施設をもっと積極的に宣伝して人寄せをすればいいのにと、のんびりした行政批判が出たりもしました。

目指す「京亭」は荒川をはさんで本丸跡の目の前。荒川の崖上にあった鉢形城 − 今は残念ながら建物は何もない −をテーマに、あの直木賞作家の池波正太郎が「忍びの旗」の執筆のため、「京亭」に一月くらい滞在されたとか。残念ながら私たちの通された部屋ではなかったのですが、滞在中はよくお部屋の縁台に寝そべって構想を練っておられたそうです。

食事は「うるか」にはじまり、鮎ずくし。大変満足し、立派な庭園に下りて散策。荒川も占有している感じで優雅なひと時をすごしました。

すっかり探訪気分で、帰りは「川の博物館」に立ち寄りました。ここもまた立派な箱物で大きな水車があり、やはりガラガラでした。印象的だったのは帰りに駐車場のおじさんのコメント:「上田知事もあなた方がきてくれて喜んでるよ」。でもでも65歳以上は無料、なんと5人のうち入場料をはらったのはたったの二人だったのです!

やはりこれは支部探訪の候補としては無理ねという結論に達しました。