65. 湊学長講演会に出席して

湊学長講演会に出席しました

ご存知の方も多いと思いますが、10月8日に湊学長が高知で講演をなさいました。一度も高知を訪れたことのない私は「物好き」にもYさん、Oさん、そして高知出身のyoung Yさんと4人で観光を兼ねて高知まで行ってきました。

同窓会では毎年4ヶ所の支部を選んで学長が訪問し、講演会・懇談会を行なっています。6月の支部長会で高知の支部長(Young Yさんと同期)にもお目にかかり楽しみにしておりました。公開講演ということで高知の支部はどんなにか大変だったことでしょう。結果は大成功。150部用意された出来立てのほやほやの - 学長自ら写真を一枚一枚選ばれという女子大カラーの瀟洒な - パンフレットは一度手にしてぱらぱらとめくったところで、「あとで送りますから返してください」と無常にも取り上げられてしまいました。ということは150名以上入場者があったということです!


新渡戸稲造と妻メリーから現代へのメッセージ - 教育と平和

というタイトルの講演でした。学長著書の「新渡戸稲造と妻メリー」からの詳しい年表も配布され、一時間半にわたる講演でしたが、一分のすきもなく思わずお話に引き込まれてしまいました。

一番心にのこったのは”To know, to do, to be” - 「知ることよりも実行すること、実行することよりも私がわたしとして存在することがまず大切」ということでした。 日本人はともすれば”私たち“と話がちですが “To Be”というのは「私」という一人称で語れるか。 自立した人間とは自分を治めることの出来る人間でぶれない「自分」を確立した人である。 「Personality(人格)のないところにはResponsibility(責任)は生じない」。新渡戸先生は1933年72歳でなくなりましたが、その頃にこういう言葉を残しておられるのです! 

また、自分を治めるということについては湊学長はご自信の経験も話されました。子育てをしているときカッとなって子供を叱りつけてしまい夜寝ている子供にごめんねとあやまったこと、自分の気持ちを抑えられないときの顔を鏡で見たときにショックを受け、それからいたるところに鏡をおいて自分を制する努力をされたそうです。今でもお宅は鏡だらけとか…

この講演については後日学報でお読みください。

(写真は講演会終了直後の様子)