58. ニキ美術館に行ってきました

久しぶりに那須温泉に行きました。出発の前日にAさんからお話を伺い、運よく探し当てて訪ねてきました。美術オンチのわたくしでも知っている箱根の彫刻の森美術館にある、 大きな外国人の女性がハンドバッグをもって箱根の山を睥睨している、彫刻がありますよね。その作者が女性造形作家ニキ・ド・サンファルで、彼女の作品のみを展示してある世界で雄一の美術館なのです。 

那須高原の自然のなか一軒茶屋交差点の近くに素敵な山門を発見。その山門をはいり、小川にそった小径をたどって下りていくとそこにニキ美術館があります。 平日の朝なのでとても静かで、ゆったりとしたスペースの入り口で荷物も預け、登録すれば写真をとってもよいということでした(これには驚いてしまいましたが…)ので手続きをすませ展示室に一歩足を踏み入れると、今までと全然違う空間が広がっていました。 

ニキ・ド・サンファル(1930−2002)は私と同世代の女性。 上記の箱根の作品に惹かれた日本の女性がニキの作品の初期から晩年までの200点余を収集したそうです。 一番ドギモを抜かれたのが「ブッダ」 − 1998年に来日し京都・奈良のの寺社をめぐりインスピレーションを得ての作品だそうですが、色彩はスペインというかイタリーというか派手々々で、頭からおへそまで「目」「目」「目」まあ、一見に値します。

百聞は一見に如かず − 機会があったら是非訪れてみてください。