49. 第2回 「出会いで学ぶ銀座の教室」

昨夜は「出会いで学ぶ銀座の教室」に参加してきました。先日支部の集いで講師の石原一子さんご推奨の教室です。 教文館の9回のコージーなウェントライトホールは始めて行きました。銀座のど真ん中にこんな静かな雰囲気のホールがあったとは.... 今回は2回目で「生きている」と「生きる」を考えるというテーマで講師はJT生命誌研究館館長の中村桂子先生、聞き手が東京女子大学講演財団理事長の石原一子さん。私のスグ前にはあっ同窓会会報でお写真を見たことのあるベレー帽をかぶった素敵な方 −演出家の松岡励子さん。

嬉しいことに埼玉支部から7名の参加で石原さんもとても喜んでくださいました。

頂いた資料から概要をコピーさせていただきます。 「こんな社会をつくるつもりじゃなかった。次の世代に渡す社会をもう少しきちんとしたものにしたいと思います。生命誌(Biohistory)は、地球上の生き物すべて(人間も)が38億年前にうまれた祖先を共有する仲間であるという事実をもとに生きものとしての人間がどのように生きていったらよいのかを考えています。そこではいのちとこころが大切です。でも「いのち」と「心」と言うと難しくなります。そこで私は最近動詞で考えることにしています。するとそれは、「生きている」と「生きる」になります。皆生きていますし、生きようとしています。その日常を考えます。」 なにしろ始めて聞くお話でどのようにご紹介してよいやらわからない私ですが、幸い支部のSさんが見事にまとめてくださいました。イベント報告をごらんください。

なぜか私の頭には「僕らはみんな生きている」という歌が浮かんできました。オケラだって...アメンボだって皆みんな生きているんだ友達なんだとそんな歌ですよね。そのアメンボも私もみな38億年の歴誌があるなどと考えたこともありませんでした。20世紀は機械の時代で21世紀は生命の時代、科学技術万能から脱却して「心」を見つめて行こうという趣旨だったと思います。科学技術の光の部分である利便性は、早くできる、思いどおりに出来ることですが、子育てを例に取ると、これは時間がかかる、思いどうりにならない。だからこそ思いもかけないことがおきて面白い。と具体的にお話しくださり、まさに「目からうろこ」でした!

次回は6月300日、18:30−20:30 作家の永井路子さんの講演です。是非時間を作っておでかけください。