39. 偉大はShakespeare

shibucho2006-02-26

親馬鹿ぶりを発揮してこの寒いときにロンドンに行ってまいりました。娘が長期出張でいわゆるfurnished apartmentに住んでいるので、持ち前の好奇心から思い切りました。日本も寒い冬ですので特に寒いとは思いませんでしたが、低く垂れ込めた雲、青空の写真は皆無。それでも飛行機は満席でした!

平日の昼間は一人でフリー。今回は思いが叶ってShakespeareのGlobe座に行きゆっくりとツアーを取って見学、展示品も時間をとってみることができました。出発の前日に埼玉芸術劇場で「間違いの喜劇」を見て二時間の上演中笑いの連続で楽しみましたが、松岡和子さんの翻訳のご苦労も註に説明があり心に残りました。私は勿論始めてみた喜劇ですが、関係のディスプレーが結構沢山あったのには驚きでした。

日曜日には郊外のStratford-upon-AvonにShakespeareの生家を訪れました。バスツアーでとても優秀な日本人のガイドさんの説明に耳を傾けました。特に印象に残ったことは時代的にShakespeare桶狭間の戦いの頃の人だということです。私が習った歴史は日本史は日本史だけ、世界史との関連など勉強しなかったので、今更のように無知さを恥じました。このガイドさんはロンドン在住20年とのことで、観光ガイドの正式ライセンスを取得頑張っておられます。これはとてもすごいことだそうで、こういう女性が世界で活躍しておられると、嬉しくなりました。

それにしても、驚いたことにロンドンでもまたストラットフォードでもシェクスピアさまさまで観光客を動員しているのです。とても気にいったのは「お気に召すまま」のせりふ:

“The fool doth think he is wise. But the wise man knows himself to be a fool”

なんと含蓄のある言葉でしょう!