12. お茶を楽しむ会

地震に台風と大変なこのごろですね。あんなにオーバーに騒いでいた台風もたいしたことはなく通過してしまい、ほっとしたら今度は猛暑!皆さまお元気ですか。体調を崩さないようにご留意ください。

台風一過、じりじりと照る太陽、真っ青な空、恭慶館で第5回のお茶を楽しむ会が開催されました。ご存知の方も多いと思いますが、この会は近くに住んでおられる同窓生のSさんが伝統文化の「茶の湯」を底辺を拡げ、何らかの形で埼玉支部のお役に立ちたいということで昨年丁度今頃発足いたしました。すぐそばに住んでいながら一度も中に入ったことのなかった純和風の恭慶館に申し込みにいったことがつい昨日のように思えます。

お茶といいますと「座れないから」としり込みされる方も多いのですが、この会は恭慶館唯一の椅子の部屋で巣から、皆さまお気軽にご参加ください。

前置きはさておき、昨日はS、M、Mの3先生のご指導により、先ず美味しい主菓子「石竹」を頂き、お薄を一服。初参加の若いSさん、Mさんが早速にお手伝いをしてくださいました。ピンクの見るからに涼しそうなお菓子でした。次は前回の茶巾のたたみ方のおさらいから、実際にそれぞれ自分でお茶をたてる方法を教えていただきました。お抹茶の分量、お湯をどの辺までいれるか、そしてシャブシャブと... 最後に「の」の字を書いて出来上がり。たくさん泡の立った方と、そうでない方と色々おられましたが、自分のたてたお茶を「ひさご」「うず」という干菓子で頂き満足でした。3人の先生がそれぞれのグループに辛抱強く何度も教えてくださり感謝でした。

床の間の涼しげなお花はたかの羽すすき、金水引、紫と白の桔梗、姫ひまわり、さんぱく草、やぶみょうが、伊勢花火、むくげ、秋かいどうのアレンジでした。

例によってKさんがお香をたいてくださり、「伽羅」の香りを「聞く」雅やかな一瞬もありました。

おまけは解散後の近代美術館。スペインの椅子、ポスター、そしてファッションの展示。とても素晴らしく、特に同窓生とコメントを交わしながら見るアートも大変たのしいものでした。10月10日まで2回の展示場で開催しています。まだの方は是非ご一覧ください。65歳以上の方は無料ですよ。